題目は、これで良いのか日本の農業みたいな感じでした。
10年ほど前もこの方をお招きして、お話を聞いたことがあります。内容はあんまり変わってないような・・・。
話の中で印象的だった話が、土地に関する価値観として、日本の固定資産に対し、欧米諸国は流動資産であるということ、英語で後継者のことはサクセッサーつまり成功者ということらしいです。なるほど、遙か昔オランダのホームステイ先の主人は、土地を親から買ったそうです。つまり能力がないと家を継げないと・・・。日本はとりあえず長男が跡を継ぎます。例えば僕みたいないい加減なヤツとかが。
でも待ってください。買ってもらえるような資産価値がこの黒岩にあるのでしょうか?成功者達はたぶん費用対効果とやらを考え、もっと生産性のある土地を買うことでしょう。つまり流動資産的価値観は資産価値のある土地ではないと成立しない、と思うのです。
では資産価値のない土地を受け継いでいくものは誰か?僕は成功者ではなく、伝承者だと思っています。
中山間農業の衰退は、政府のせいではなく、高度経済成長に浮かれてしまった人たちの文化的思想の伝承不足だと個人的には思っています。
我々の守るべきは、先祖代々の土地を守ることではなく、その土地の文化を守っていくこと。その中には自ずと土地のこととかも含まれてくる気がします。
まああくまでなんの根拠もない、僕の思いこみですけどね・・・。
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